イチローさんの活躍や最新トピックス、
ユンケルのプロモーションなどをご紹介します。
開幕早々注目を集めたのは、この年ボストン・レッドソックスに加入した松坂大輔との対決だ。日本が誇る投打のスター対決が、MLBに舞台を移し再び幕を開けた。初対決は4打数0安打1三振と松坂に軍配が上がったが、「僕の奥底に眠っているものを沸き起こしてほしい」と語ったように、イチローは松坂との対決を喜び歓迎した。
5月3日、41連続盗塁成功を達成して、シーズンをまたいでのアメリカンリーグ連続盗塁成功記録を更新すると、さらに45まで伸ばしたイチロー。4月を打率.305で終え、まずまずのスタートを切った後も、5月.357、6月.427という月間打率を記録、調子は上昇の一途をたどった。
迎えた7月11日、7年連続で出場を果たしたオールスターゲームで大記録を達成してみせる。1、2打席目で安打を放つと、5回表の第3打席、サンディエゴ・パドレスのクリス・ヤング投手からオールスター史上初、自身の野球人生でも初と語るランニング本塁打を放った。この試合、イチローはランニング本塁打を含む3打数3安打2打点を記録し、見事MVPを受賞した。
8月17日、19世紀以降最多となるジェシー・バーケットが持つ連続7シーズン最多安打1526本安打を抜くと、9月3日ニューヨーク・ヤンキース戦でロジャー・クレメンス投手から本塁打を放ち、史上3人目となる7年連続200安打を達成。リーグ最多の238安打を放ち、マグリオ・オルドニエス(デトロイト・タイガース)との激しい首位打者争いには敗れこそしたが、リーグ2位の打率.351を記録。リーグ9位の出塁率.396に加え、リーグ2位(125打席以上)の得点圏打率.397、リーグ1位の二死得点圏打率.431、満塁では13打数8安打、打率.615という驚異的な勝負強さを発揮するなどシルバースラッガー賞を受賞。シーズン通してはじめてセンターを守ったイチローだが、デビュー以来7年連続となるゴールドグラブ賞も受賞し、2001年以来2度目となるダブル受賞となった。