イチローさんの活躍や最新トピックス、
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センセーショナルなMLBデビューを飾り、大活躍のルーキーイヤーを終えたイチロー。さらなる活躍に大いなる期待と注目を集めると同時に、「2年目のジンクス」の影響が懸念された。しかしルーキーとはいえ、日米通じて8年連続の首位打者に輝いた天才バッターには、ジンクスは無関係だった。
シーズン序盤、シカゴ・ホワイトソックスとの開幕戦で3安打したのを皮切りに、順調に安打を積み重ねていく。5月になるとさらにその勢いは加速、26日の2安打で、打率.363とアメリカンリーグ首位打者に躍り出た。100安打到達は前年より4試合遅かったものの、到達時の打率は.375と2分以上上回っていた。四球の数は前年を大幅に上回るなど選球眼のよさもアピールし、2年目のジンクスはおろか、さらなる進化を見せつけた。
オールスターにも2年連続の最多得票で選出。MLBを代表する選手としての立場をしっかりと確保した。
しかしオールスター後の8月に入るとイチローの打撃も下降気味。月間打率も3割を割り、開幕から首位を守り続けたマリナーズも失速。この月、破竹の20連勝を記録したオーランド・アスレチックスにアメリカンリーグ西地区の首位を明け渡すと、さらにはワイルドカード争いでも同地区のロサンゼルス・エンゼルスに競り負け、93勝を挙げながら地区3位でプレーオフ進出を逃した。 結局この年イチローの打率は、後半順位を落とし.321のリーグ4位、連続首位打者は日米通算の8年で途切れた。1本差で最多安打も逃し無冠に終わったものの、球団記録となるシーズン27敬遠、2年連続200安打、先頭打者本塁打5本などの記録を残した2年目のシーズンを、イチロー自身「自分のベストは尽くせた」と振り返った。
シーズン後の11月には日米野球で凱旋、久々にイチローを生で観戦した日本の野球ファンたちから大喝采を浴びた。