ユンケル

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トチュウ(杜仲)

植物性

トチュウ

トチュウ科のトチュウの樹皮を乾燥したもの。トチュウは1科1属1種の特異な植物で、寒さに比較的強い落葉高木。幹の高さは20m、径40cmほどになる。生薬は油気が多く潤いもあり横に折って引き伸ばすと銀色の綿糸がたくさん出るものが良品である。

学名
EUCOMMIAE CORTEX
日本名
杜仲(トチュウ)
主な産地
中国(各省などに主産し、四川・貴州省が産量最大で品質も良い)
基原
トチュウ(トチュウ科落葉高木)の樹皮
成分
ゲニポサイドなどのモノテルペノイド類、リグナン及びネオリグナン類

search豆知識

中国最古の薬書『神農本草経』(500年頃)には「精気を増し、筋骨を堅くして志を強くし、小便余歴を除く。久しく服用すれば身を軽くし、老いに耐える」と記されています。その名前は「杜仲」という人がある植物の樹皮の煎じ液を飲んだところ,仙人の悟りを開いたという故事に由来しています。日本では杜仲の葉をお茶として活用する人が増えていますが、漢方では薬効の強い樹皮を用います。

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