「疲れ」や「栄養補給」に関する
アンケートを通じて分かったことや、
役立つコラムなどをご紹介。
アンケート
「なんだかすごく疲れたな……」そう感じていても、毎日忙しくてなかなかゆっくりと休めていない人も多いのでは。翌日に支障をきたさないよう、一刻も早く疲れをとりたいものですよね。今回は、アンケート調査からわかった「疲れを速攻でとりたいときの疲労回復法」をご紹介します。
今回のアンケート調査では、20~59歳の男女に「すぐに疲れをとりたいとき、あなたが実践している疲労回復法を教えてください(複数回答可)」と尋ねました。その結果がこちらです。
■調査地域:全国 ■調査対象:【年齢】20歳以上59歳以下/【性別】男女 ■調査日:2023年11月17日 ■有効回答数:100サンプル
もっとも多かったのは「寝る」で67%。次いで、「お風呂に浸かる」31%、「栄養ドリンクを飲む」26%という結果となりました。これらの方法が他の回答に大きく差をつけており、睡眠・入浴・滋養強壮の3つが現代人の疲れをとる方法として重要視されていることがわかりました。
4位以降は、「スタミナがつく食事をとる」18%、「ストレッチをする」12%、「軽い運動(ジョギング・ウォーキングなど)をする」11%、「マッサージに行く」6%、「サウナに入る」4%、「好きなスポーツをする」4%という結果に。「特に何もしていない」と回答した人も16%いました。
ここからは、みんなが試している疲労回復法の上位3つに対して、より効果的に行うためのワンポイントアドバイスをお伝えします。
夜できるだけ早く布団に入りたいけれど、そんな時間もとれない……という人は、午後の短い昼寝がおすすめ。午後3時までに15~20分ほど仮眠をとることで、疲労を回復して頭をシャキッとさせてくれる効果が期待できます。なお、目を瞑るだけでも十分脳を休ませることができると言われています。むしろ、横になって目を閉じることで本格的な眠りに入ってしまう可能性があるため、椅子の背に軽くもたれかかる、机にうつぶせになるといった体勢で昼寝をすることがおすすめです。
お風呂に浸かることで得られる効果は主に3つあります。体が温まることで血流が良くなる「温熱作用」、お湯の水圧が全身に程よくかかることで血液やリンパの流れを促進する「静水圧作用」、浮力により筋肉や関節への負担が軽減される「浮力作用」です。これらを効果的に取り入れるためには、体を肩までお湯の中に入れてしっかり浸かることが大切。半身浴で汗をかくこともリラックス効果がありますが、疲れをとりたいときはぜひ全身浴をお試しください。
栄養ドリンクを飲むタイミングに決まりなどはありませんが、今日一日の疲れをしっかりとりたい場合は夜飲むのがおすすめです。なかでも夕食の後に飲むと、空腹時よりも栄養ドリンクに含まれている栄養素をより効率よく吸収できると言われています。また、寝る前に飲むこともおすすめですが、その場合はカフェインが入っていないタイプを選びましょう。
「疲れた」と感じるということは、体からの「そろそろ休んで!」というサイン。言うなれば、痛みや発熱と同様に、体の異変を知らせる警告です。そのサインを見過ごしたり無視したりすると、大きな病に繋がる恐れもあります。さらに、体だけでなく心にまで大きな負担をかけてしまう可能性も……。
疲れたなと感じたら、自分なりの方法で早めに疲れを解消させるよう意識しましょう。今回ご紹介したみんなが実践している9つの疲労回復法の中から、あなたに合う方法が見つかりますように。