ユンケル

コラムの紹介

「疲れ」や「栄養補給」に関する
アンケートを通じて分かったことや、
役立つコラムなどをご紹介。

アンケート

疲れていることに気づかない!? 放っておくと危険な疲労の正体とは

仕事にプライベートに忙しい現代人。世界各国に比べて日本人の睡眠時間は極端に短いというデータもあり、疲れているのに思うように休息がとれていない人は多いのでは。一方で、疲れの自覚症状がなくても、じつは体がSOSを出している……そんなケースが急増しています。注意したいのは、「気づかない疲れ」なんです。

日常的に「疲れ」を自覚している人は7割。でも……

まずは、全世代の男女に向けて「普段から『疲れているな』と感じることはありますか?」とアンケート調査しました。その結果がこちらです。

 Q1. 普段から「疲れているな・・・」と感じることはありますか?

■調査地域:全国
■調査対象:【年齢】15歳以上/【性別】男女
■調査日:2022年08月22日
■有効回答数:100サンプル

日常的に疲れを感じている人は、72%。やはり多くの人が疲れを自覚しているようです。
一方、約3割の人は、特に疲れを感じていない、もしくは、わからないとのことでしたが、本当に日々疲れていない、またはしっかり疲れを解消できているのでしょうか?
そこで、Q1で「いいえ」「わからない」と答えた人に、「自分の体の状態で、下記に当てはまるものはありますか?(複数回答可)」と尋ねてみました。その結果を見てみましょう。

 Q2. Q1で「いいえ」「わからない」と答えた方に質問です。
下記の状態で当てはまるものはありますか?

約64%の人は「特にない」と答えました。理想的な体の状態です。
ここで気になるのは、残りの36%。自分は疲れていない、もしくは疲れているかがわからないと思っていたけれど、改めて気になる症状がないかと聞かれたら、「そういえば……」と思い当たる自覚症状があったということです。
日常的に疲れを感じている人は、その対策が必要ですが、もっと気を付けなくてはいけないのは、疲れを自覚していないケースなのです。

「疲れているのに気づいていない」状態は危険信号

じつは、Q2で挙げた

  • 布団に入ると、一瞬で眠りについてしまう
  • しっかり(長時間)寝たはずなのに、朝起きると体全体がだるい
  • 朝までぐっすり眠れず、夜中に何度も起きてしまう
  • 些細なことでイライラする
  • 便秘や下痢などの不調が続いている
  • なんとなくやる気が出ない
  • 肩こり・腰痛がひどい
  • 感情の起伏が激しくなった気がする

これらの症状はズバリ、体や心からのSOS。
たとえば、布団に入って一瞬で眠りにつくことは、一見「寝付きが良い」ように思えますが、これは睡眠不足の印です。通常、10分程度うとうととまどろんだ後に眠りにつきます。けれども、一瞬で気を失うように眠りに入ってしまうということは、慢性的に睡眠時間が足りていないということ。バスや電車などの移動中、すぐに寝入ってしまう人も同様です。これらは、「行動誘発性睡眠不足症候群」と呼ばれることもあります。日常生活を支障なく送るための意欲や集中力を保つだけの睡眠時間がとれておらず、かつ、その自覚がないケースが多いです。
また、今回のアンケート調査では回答者はいませんでしたが、些細なことでイライラしたり、なんとなくやる気が出なかったり、感情の起伏が激しくなったりする症状は、特に心からの悲痛な叫びです。

私たちが「疲れた」と感じるのは、体や心がキャパオーバーになって、休息を求めている証拠。このサインをしっかりと認識し、疲労回復に努めれば、心身ともにリフレッシュされて、再び毎日を送るパワーが補充されます。
しかし、この「疲れた」というサインをキャッチできない場合、もしくは気づいていながら十分な休息が取れなかった場合、体や心への負担はさらに大きくなり、傷ついた細胞が修復できずに、体や心の重大な疾患に繋がる可能性があるのです。

体と心のために。疲れはその日のうちにリセット!

気づかないまま疲れを蓄積させないことが、心身ともに健康に過ごすための秘訣。

まずは、「睡眠」の見直しです。現状より10分でも15分でもはやく布団に入り、睡眠時間を増やすことを心がけましょう。眠る環境を整えることも大切。就寝の1~2時間前から照明を落とし、寝る直前までスマホを見ることは控えましょう。

次に「食事」です。バランス良く食べることはもちろんですが、疲労回復の効果がある栄養素を積極的に摂ることもおすすめです。ビタミンB1が多く含まれる豚肉、硫化アリルが豊富なにんにく、玉ねぎは、疲労回復食材の代表選手。毎日のメニューに取り入れられるように意識してみましょう。食事の補佐的な役割として、栄養ドリンクやサプリメントをうまく利用するのもおすすめです。

そして、「運動」も大切。疲れているからと言って、ずっと横になってゴロゴロするよりも、軽く体を動かしたほうが、血流をアップさせて体中に酸素や栄養を送り届けられるので、疲労回復へと繋がります。

その他には、あえて何も考えない時間を作ることも有効です。コロナ禍で在宅ワークが増え、オンライン会議を詰め込みすぎている人、外を出歩く機会が減ったことで頭を切り替えてリフレッシュできる機会が少なくなった人は、是非ぼーっとする時間を作ることを意識してみてくださいね。

chevron_leftコラムTOPに戻る