ユンケル

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「疲れ」や「栄養補給」に関する
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脳疲労の回復は食事から。おすすめ栄養素&ブレインフード

脳疲労の回復は食事から。おすすめ栄養素&ブレインフード

さまざまな疲れの回復方法がありますが、ぜひ取り入れてほしいのが「食事面」でのアプローチです。今回は「脳疲労」をクローズアップし、おすすめの栄養素やレシピ例をご紹介します。

「脳疲労」とは

「脳疲労」とは 脳疲労とは、読んで字のごとく「脳の疲労」を表す造語です。つまり、脳を酷使することで起こる疲れのことを言います。
現代人はパソコンやタブレット、スマホなどを見る機会が多く、目や耳から大量の情報が流れ込んできています。常に情報過多の状態と言っても過言ではないでしょう。そのため、脳がキャパシティオーバーになりがち。すると、脳の消費エネルギーが大幅に増え、疲労に繋がります。

また、人間関係の悩みなどから起こる精神的ストレスも、脳疲労の原因のひとつと言われています。ネガティブな感情が増幅すると、脳内の感情をつかさどる部分がエネルギーを消費し、疲れてしまうのです。

  • ・ぼーっとする時間が増えた
  • ・記憶力が低下してきた
  • ・判断力がにぶってきた
  • ・寝つきが良くない
  • ・常にイライラする
  • ・食事を美味しいと感じられない


といった症状が続く場合は、脳が疲れているサインかもしれません。

脳疲労と栄養素は深く関係している

脳疲労と栄養素は深く関係している 脳疲労の回復には、質の良い睡眠や適度な運動など規則正しい生活を送ることが重要です。とりわけ食事は、脳内のエネルギー不足を補うための栄養素を摂取する非常に大切な役割を担っています。

たとえば、「ビタミンB群」は、エネルギーの代謝に深く関わる栄養素であり、脳内の神経伝達物質(ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなど)の生成にも関与しています。

脳のエネルギー源とされている「ブドウ糖」も、疲労回復に欠かせない栄養素。ビタミンB1はブドウ糖をエネルギーに変えるために必要な栄養素ですので、一緒に摂取すると効果的です。

ただ、いくら脳に必要な栄養素を摂っても、必要な場所に運ばれなくては意味がありません。そのため、全身に血液を送る役割を担う「鉄」も重要です。脳内の神経伝達物質を生成するためにも欠かせないので、意識的に摂取しましょう。なお、動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と、植物性食品に多く含まれる「非ヘム鉄」の2種類があります。両者をバランスよく摂ることが一番ですが、より効率よく体内に吸収されるのはヘム鉄だとされています。

脳を活性化させる「ブレインフード」をチェック!

脳を活性化させる「ブレインフード」をチェック! もうひとつ、脳疲労を食事で回復させるときに覚えておきたいワードがあります。それが、「ブレインフード」(脳にうれしい栄養素が豊富に含まれている食品)です。脳疲労と共に近年話題になっています。

たとえば、次のような食材です。毎日の食事に積極的に取り入れてみましょう。

・青魚

脳と神経細胞の構築に用いられ、記憶力の維持に必要な栄養素であるDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)が豊富。

・アボカド

抗酸化作用があるビタミンE、抗炎症作用があるポリフェノールやフラボノイドが豊富。カリウムも豊富なので、気分のムラや精神的疲労の解消にも一役買うと言われている。

・ダークチョコレート(高カカオ)

脳をリラックスさせたり細胞の老化を防止したりする抗酸化物質・テオブロミンが含まれている。また、フラボノイドも豊富で、記憶力を高める効果も期待されている。

・トマト

抗酸化物質の効果が高いリコピンが含まれており、脳の老化を防ぐと言われている。認知機能の維持や記憶力のサポートにも。

・卵

「自然のマルチビタミン」「完全栄養食」などと呼ばれるほど栄養価が高く、脳の神経伝達物質の材料となるアミノ酸、レシチン、それらをサポートするビタミンB群が豊富。



以上、脳疲労の回復におすすめの栄養素や近年話題のブレインフードをご紹介しました。何より大切なのは、バランスの良い食事です。できるだけいろいろな種類の食品が摂れるように工夫してみましょう。忙しくて食事から栄養素を摂ることが難しい人は、サプリメントや栄養ドリンクなどもうまく利用することがおすすめです。毎日の食事を意識して、少しでも疲れが軽減しますように。

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