「疲れ」や「栄養補給」に関する
アンケートを通じて分かったことや、
役立つコラムなどをご紹介。
コラム
受験勉強やテスト勉強、社会人になっても資格のための勉強など、いくつになっても学びは続くものです。せっかくなら効率よく、疲れない方法を知りたいもの。そこで今回は、「勉強に疲れたな」と感じたときにおすすめしたいリフレッシュ法をご紹介します。
まずは、勉強をしていて「疲れた」と感じる理由について見てみましょう。主な理由としては、次の3つが考えられます。
長時間問題を解き続けたり、解説動画をじっくり見たり…勉強を続けていると、知らず知らずのうちに目を酷使しています。目が疲れる=必然的に脳も疲れた状態となり、無理をして続けると、頭痛やめまいなどが起こることも。
長い時間机の前で同じ姿勢をとっていることも、疲れにつながります。少し前傾姿勢でテキストにのめり込むほど、肩や腰は凝り固まり、血流が悪くなり、疲労物質がどんどんと蓄積されてしまうのです。
試験勉強をしている人は、「合格しなくては!」というプレッシャーが、日に日にストレスとしてのしかかってきます。ストレスは、体の中の様々な機能に影響を及ぼします。特に、免疫機能に悪影響を及ぼすため、「疲れた」と感じると同時に、体調不良をも感じるようになるのです。
この他にも、寝る時間を削って勉強をしているなどの睡眠不足も、脳の疲れへとつながります。
では、勉強をしていて疲れないためには、どのような工夫をしたらいいでしょうか? ぜひおすすめしたいのが、勉強方法の見直しです。ズバリ、「短期集中型」を意識してみましょう。
人間の集中力には限界があります。東京大学のある研究によると、長時間学習よりも、短時間で集中して行う「積み上げ型学習」の方が学習の定着や集中力に対して効果があるという結果が出ています。
具体的には、60分間続けて勉強するよりも、合間に小休憩をとりながら15分×3回の計45分間勉強するほうが、テスト結果が良かったとのこと。15分ごとに休憩をとることが難しいとしても、できれば45~60分に1度は休憩をとりましょう。これだけで、勉強疲れが減り、学習効率がぐっと上がるはずです。
勉強をしていて疲れてしまったら、次の方法でリフレッシュして疲れを癒やしましょう。自分に合っていると感じたものを、ぜひ取り入れてみてください。
睡眠不足しかり、疲労蓄積しかり、どちらも勉強の効率をダウンさせます。そこでおすすめなのが仮眠、いわゆる昼寝です。ウトウトして勉強に集中できないような場合は特に、思い切って仮眠を取りましょう。
といっても、長時間寝れば良いというものでもありません。時間としては15~20分程度が目安です。できれば15時までに仮眠をとるようにしましょう。それ以降に寝てしまうと、夜の就寝に支障をきたすおそれがあるので、逆効果です。
疲れをとるには、気分転換や適度に体を動かすことも有効です。近所を少し散歩するだけでも、十分なリフレッシュになります。このとき、勉強のことは考えずに、頭の中を空っぽにし、ただただ足の感覚に意識を向けることがポイント。これは「歩行瞑想」や「歩行禅」などと呼ばれていて、多くの学者たちも実践しているそうです。
散歩に行く時間や場所がないという場合は、肩甲骨周りをストレッチするだけでも、血行が良くなり、疲労物質排出を促します。定期的に、気持ちいい程度に体を伸ばすストレッチを心がけましょう。
勉強は、長時間やれば身につくというものではありません。ちょっと疲れたな、なんだか効率が悪いな…と感じたら、適度に休憩をとったりリフレッシュをしたりしながら、短時間集中型の勉強法を実践してみませんか? 何分ごとに休憩をとると良いかは個人差があるので、ぜひいろいろ試してみてくださいね。あなたに合った勉強法が見つかりますように!